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地合い悪化、新高値銘柄が急減【2017年1月17日】

16日の米国市場は休場だったが、欧州株式市場は英国のEU離脱懸念で金融株中心に売られ、トランプ次期米大統領の自動車輸入関税を35%に引き上げるとの独紙報道で自動車株も下落した。今朝の為替相場は1ドル114円台前半。本日は英国のメイ首相の演説を控え、20日にはトランプ米大統領の就任式があり、機関投資家も積極的には動きにくい。

東証寄り付き

日経平均は今年初の19,000円割れ ほぼ全面安

寄り付きの日経平均は56円安の19,038円の寄り付き。その後は下げ幅を広げ今年に入り初めて19,000円を割り込んだ。三菱UFJFG(8306)などメガバンクが売られ、日経平均寄与度の高いソフトバンク(9984)、ファーストリテイリング(9983)も安い。トヨタ(7203)やホンダ(7267)も小幅安でSMC(6273)が軟調。JT(2914)や三井物産(8031)や三井不動産(8801)といったコア銘柄も下落している。欧州関連の竹内製作所(6432)が続落となり、株価下落率上位。一方、任天堂(7974)は続落で始まったものの押し目買いが入り反発し、円高抵抗力のあるソニー(6758)も反発。リクルートが連日の最高値更新となっている。

東証10時

日経平均は一時246円安 自動車株は落ち着き取り戻す

日経平均は166円安の18,929円。1ドル113円台の円高を受けて、一時、246円安の18,849円まで下落した。全業種が下落し、銀行株と不動産株が下落率上位となっている。ソフトバンク(9984)が続落となり下げ幅を広げ、欧州関連としてJT(2914)やダイキン工業(6367)も安い。ホギメディカル(3593)は16日に減益決算を発表したため売られ、前日に急伸のさくらインターネット(3778)も反動安。軟調スタートの自動車株は、売り一巡後、日産(7201)が小幅高に切り返すなど落ち着き始めている。ヤマダ電機(9831)と組み格安スマホ事業に参入するU-NEXT(9418)がストップ高へと買い進まれている。

東証前引け

日経平均は今年初の19,000円割れ 鉄鋼株は切り返す

日経平均 前日比113.67円安の18,981.57円

TOPIX  前日比10.82ポイント安の1,519.82ポイント

日経平均は円高を嫌気して大幅続落となり、今年初めて19,000円を割り込んだ。246円安の18,849円まで下げる場面もあったが、円高が一服すると買い戻しも入り下げ渋った。値下がり銘柄は1500銘柄を超え、ほぼ全面安商状。メガバンクが下げ、三菱電機(6503)、パナソニック(6752)、東芝(6502)など電機株が売られ、自動車株も軟調。一方、任天堂(7974)、ソニー(6758)、ファナック(6954)が逆行高。鋼材受注の回復報道で鉄鋼株が朝安から切り返し、古河電工(5801)も高い。ジャスダック平均とマザーズ指数は続落。ジャスダックで前日に人気化したメガネスーパー(3318)は反落。

東証後場寄り

日経平均は145円安始まり 任天堂が逆行高

日経平均は145円安の18,949円と前引け水準を下回って始まった。ファーストリテイリング(9983)は前引けから一段安でスタートし、トヨタ(7203)、ホンダ(7267)も売り先行。メガバンクは買戻しの動きが出たが上値は重い。一方、3日ぶりに反発の任天堂(7974)がプラスゾーンで強調展開、日本電産(6594)とソニー(6758)は売りが増加し始めている。トクヤマ(4043)や宇部興産(4208)など化学の一角が上昇している。

東証2時

日経平均は円高で下げ幅拡大 アンジェスが人気化

日経平均は208円安の18,886円と下げ幅が拡大した。113円台半ばへの円高進行を嫌気している。自動車株や前場堅調だった日本電産(6594)やソニー(6758)、ファナック(6954)など84l)次々とマイナスに転じている。内需圏の不動産株などには海外投資家の売りも出ている模様。買い戻しが入るメガバンクは一段安を回避し、任天堂、(7974)、リクルート(6098)、新日鉄住金(5401)がプラスゾーンを守っている。ジャスダック平均、マザーズ指数もともに続落。なかでマザーズの出来高は今年最高に膨らんでいる。高血圧DNAワクチンの国内特許が成立したアンジェス(4563)が後場に人気化したことが寄与した。

東証大引け

日経平均は19,000円を割り込み下げ幅拡大

大引けの日経平均は281円安の18,813円と続落。日経平均は今年初めて19,000円を割り込んだ。1ドル113円台前半への円高進行を嫌気して全面安商状となった。メガバンクが安く、日経平均寄与度の高いソフトバンク(9984)とファーストリテイリング(9983)も売られ、自動車株、電機株も下落した。海外投資家の売りが出た不動産株と建設株も安い。一方、任天堂(7974)が逆行高、トクヤマ(4043)など化学、住友鉱山(5713)など非鉄の一角が上昇した。ジャスダック平均とマザーズ指数も続落。アンジェス(4563)は伸び悩み大引けにかけては上げ幅を縮めた。

おわりに

地合い悪化、新高値銘柄が急減

日経平均 前日比281.71円安の18,813.53円

TOPIX  前日比21.54ポイント安の1,509.10ポイント

この日の相場の下げはかなり「場味が悪い」という印象が感じられるものだった。とくにTOPIXの下げが気になる。TOPIXの前日比1.41%安は昨年12月29日の1.20%安を超えて4%安となったトランプショック(11月9日)以来の下落率。1500ポイント割れとなれば12月7日以来となる。東証1部の出来高は17億株強、売買代金は2兆円台にそれぞれ増加したものの、相場でいう底入れの「コツン」ときたムードはない。東証1部の新高値銘柄数が16日の62銘柄から17日は19銘柄に激減していることは、相場の調整局面入りを示唆しているかのようでもある。

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