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株価が上がる時、下がる時、その引き金になっているもの

株価が上がる時、下がる時、その引き金になっているもの

株の知識レベル:

アメリカで政治経験のない大統領が就任する2017年1月。アメリカに限らず世界の金融市場、特に株価には、大きな影響があるものと予測されています。また、現段階では予期せぬニュースが世の中を席巻していくこともあるでしょう。相場により私たちの資産を大きく増やすことも、大きく減らすことも起こり得る株式運用。株価が上がるとき、下がるとき、その引き金になっているものは何でしょうか。

株価の上下を予測するときのツール

株価の上下を予測するときのツール

株を買いたいと考えたとき、その株を「売りたい」と考える人がいないと取引は成立しません。これを言い換えると、これから株価が上昇すると予測するために買いたいと考える人と、これ以上株価は上昇しない、下がる可能性が高いために売りたいと考える人がいなければ成立しない、ということになります。これが株式投資の最低限で、絶対的なルールです。売りのタイミングと買いのタイミングで、投資家としての実力が決まるともいわれています。

その判断には何を用いるのでしょうか。いくつか紹介します。

  1. それまでの株価の値動き
  2. 証券会社のウインドウなどには、株価の値動きに合わせてロウソクのような範囲が指定されています。「ロウソク足」といわれるものです。このロウソク足の動きに、企業の業績や今後の見込みを判断して売買のタイミングを決めるものです。

  3. 投資家のアドバイスや証券会社のセミナー
  4. 投資家や証券会社のアドバイスも参考にする人が多い要素です。個別具体的なアドバイスというよりも、IT関連企業の株価が上昇基調であるなどの、「全体像」を伝え、投資家が個別に判断するというケースが多いでしょうか。

日本経済新聞を判断基準にするのはもう遅い?

株価の重要な指針となるファイナンス情報といえば日本経済新聞です。毎朝届けられる株価情報は、昔から多くの投資家にとって判断のよりどころとなっています。ところが専門家に聞くと、「日本経済新聞に掲載された情報は既に遅い」とされることも。実際に新聞に掲載されたからといって、株価が即座に反応して上昇(下落)することも最近は少なくなってきました。それよりも、現在報じられた情報がこの先どうなっていくのか、他の業界にどのような影響を持っていくのかという観点で見られるようになってきています。これは新聞に限定せず、インターネットのファイナンス情報なども同様だと考えられます。

株価をデータと心理で考える
前回のコラムでは、投資のための経済分析のうち、GDPを取り上げました。株価は景気の影響を受けるのですが、その景気を考えるうえで、GDPが重要な基準になるからです。...

株価自体が大きく上下することも

株価自体が大きく上下することも

株価の上下は個別企業や業界ごとに上下するばかりではありません。世界の潮流や出来事にて株価が大きく上昇、もしくは下落することがあります。

2008年、アメリカの大手投資銀行だったリーマン・ブラザーズが倒産しました。これにより、アメリカの金融界のみならず、アメリカ経済、そして世界の数多くの会社が連鎖倒産の目にあいました。倒産は逃れながらも、業績を悪化させた企業も多くあります。それは株価にも連鎖し、2008年の世界金融危機のきっかけとなりました。

2017年株式市場の上下を占うのはアメリカの大統領

2017年は政治経験のないアメリカ大統領の就任やヨーロッパ各国におけるリーダーの交代があり、株価の急変動するリスクが高まっているともいわれます。今後、2017年の相場を占う1月の株価はどのように動いていくのでしょうか。

「3カ月後」に何があるかを考える

「3カ月後」に何があるかを考える

そこで株価の上下を予測するには、「3カ月後に何があるのかを考える」ことが大切です。突発的な出来事のリスクは避けることができませんが、予定されている出来事や、それをもとに何が起こるかを考えることです。一例として、アメリカ大統領選挙の就任を見てみましょう。

「大統領の政策」がいつ株価に反映するかを予測する

共和党の代表候補として昨年11月の選挙で当選したトランプ次期大統領は、軍備の見直しや大規模な減税策を公約として打ち出しています。軍備の見直しを当てはめると、アメリカを除く各国は「自前」で軍備を再整備することが求められ、各国の重工業企業には追い風であるといえます。

その反面アメリカの軍事企業には向かい風が予想されます。これは企業そのものではなく、その企業に融資をする金融機関や流通業などに多大な影響が予想されます。

どんなことが起こると株価が暴落するの?
株の知識レベル:株式投資をしていると、株価の下落が怖いという人がいます。業績や市場環境に特に問題がない場合、株価が上がりっぱなし、下がりっぱなしということは...

「織り込み済み」という言葉の持つ意味

「織り込み済み」という言葉の持つ意味

一方で株価を「読む」時に気をつけなければいけないのは「織り込み済み」という言葉です。トランプ大統領が方針を発表するとき、既に投資のプロフェッショナルはその動きを予測し、先読みで株価に反映している可能性があります。

そうなると、実際の発表をもとに個人投資家が株価があがると踏んで株を購入しても、既に織り込んでいる可能性があることに注意しなければなりません。これは株が天井値を記録して下落をはじめ、「これ以上落ちる前に」と判断するも織り込み済みで、株を売却したあとに上昇をするという可能性も。今後どのように動いていくのか、3カ月後に何があるかを考えていきましょう。

まとめ

株価が上がるときと下がるときの、可能性となるものをお伝えしました。預貯金をはじめとした貯蓄がより困難になる時代。株式投資の重要性は増してくると考えられます。国をあげて投資が勧められるこれからの時代、株価が上下する要素を分析し、投資活動を展開させていきましょう。

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