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日経平均2万円台回復 アップル決算でハイテク上昇【2017年8月2日】

2017年8月2日東証相場概況

日経平均は大引けベースで4営業日ぶりに2万円の大台を回復した。NYダウの6連騰とアップルが決算を発表し時間外で買われていることを受けて、主力大型株中心に買い直しの動きが広がった、後場に入ると110円台後半への為替の円安傾向に連動する形で先物主導の買いも流入した。トヨタ(7203)、ホンダ(7267)の自動車株が上昇し、任天堂(7974)も買い先行。アップル関連とされる村田製作所(6981)、TDK(6762)、アルプス電気(6770)が高く、前日急落した東京エレクトロン(8035)など半導体関連も買い直される。好決算のJFEHD(5411)は終日買いを呼び込んで大幅高。保土谷化学(4112)も連日のストップ高となり、ルック(6029)、小松精練(3580)と決算関連の物色任期が継続した。米携帯電話中堅のスプリントが四半期ベースで3年ぶりの黒字決算となったことで大株主のソフトバンク(9984)は朝方に買われたものの、買い物一巡後は上げ幅を縮めた。

一方、ヤマトHD(9064)が反落し、ソニー(6758)も下げた。みずほ(8411)、東ソー(4062)、住友化学(4005)、住友電工(5802)が軟調に推移した。東証2部では神鋼鋼線工業(5660)が出来高を伴って急反発と人気を持続。東芝(6502)は引き続き出来高を縮小させて続落した。

前日に急落したジャスダック平均とマザーズ指数は反発。ジャスダックではハーモニック(6324)、ビーマップ(4316)が値を飛ばした。マザーズでは、アンジェス(4563)、インフォテリア(3853)が切り返す。

注目銘柄動向

ルック(8029)

東証1部
302円+38円

ルック(8029)が急騰し、東証1部株価上昇率第2位に登場した。1日大引け後に発表した今12月期第2四半期(1-6月)を増額修正。売上高は予想に5億円上乗せし210億円、営業利益と営業利益は収支トントンから6億円と7億円、第2四半期損益は1億円の赤字から5億円の黒字へと引き上げた。オリジナルブランド「キース」等の売上高が拡大したことなどが寄与。かつては仕手系材料株とされていた同社株だが、意外感のある業績急改善がサプライズとなった。なお、通期業績予想は精査中で7日の第2四半期決算時に発表する予定としている。

GMB(7214)

東証1部
1393円+157円

GMB(7214)が急騰し、この日で7連騰。3月の年初来高値154円を視界に捉えてきた。1日大引け後に発表した今3月期12四半期(4-6月)営業利益は前年同期比54.3%増の8億6000万円に拡大したことを好感。東南アジアなどの補修用部品の販売が好調だったことが寄与。据え置かれた第四半期営業利益見込み13億5000万円に対する進捗(しんちょく)率は約64%で増額期待が台頭。自動車部品企業の中にも好決算を発表する企業が増加してきた。

インフォテリア(3853)

マザーズ
1128円+56円

インフォテリア(3853)が後場に入り一時103円高の1175円と一段高。取引時間中の13時頃、ブロックチェーン構築プラットホームを手掛けるテックビューロとの協業を発表したことが株価を刺激した。協業の内容は「ブロックチェーン・業務適用コンサルティングサービスを8月から、各種企業・団体向けに提供する」というもの。金融業界にとどまらずに幅広い業界でブロックチェーンを稼働させ、既存のシステムと連携させることを目指すとしている。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,080.04 +94.25
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,634.38 +5.88
マザーズ(ポイント) 1,125.90 +17.03
ジャスダック平均(円) 3,326.29 +24.43

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 保土谷化学工業 4112 6450 +1000 2,314.3
2 ルック 8029 302 +38 25,735.0
3 GMB 7214 1393 +157 311.2
4 小松精練 3580 860 +89 1,069.0
5 EPSホールディングス 4282 2038 +187 464.8

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 ティーガイア 3738 2010 -209 291.1
2 寿スピリッツ 2222 3855 -335 484.8
3 サンリオ 8136 2070 -173 1,886.1
4 GMOクラウド 3788 3475 -290 276.2
5 デサント 8114 1523 -116 723.7

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 114,546
2 ソニー 6758 57,812
3 ソフトバンクグループ 9984 56,002
4 三菱UFJFG 8306 43,065
5 トヨタ自動車 7203 37,062

おわりに:保土谷化学が連続S高

企業決算の発表に敏感に反応する物色展開が続いている。2日に東証1部株価上昇率ランキングのトップに立ったのは、連続ストップ高の保土谷化学工業(4112)。1日は上昇率ランキングで第5位だったが、これはストップ幅の値幅が700円(2日からは1000円)だったことから上昇率が限られた形。7月31日大引け後に発表した今3月期第1四半期(4-6月)営業利益が前年同期比6.9倍の13億300万円と急拡大し、営業・経常利益とも据え置かれた通期予想を上回ったことが材料。有機EL材料事業の好調が業績の拡大をけん引。「有機EL」という業績好調のキーワードが再び意識されることになり、設備投資だけでなく、ここからは素材系にもスター銘柄が登場してくることが期待される。

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